不景気では何故金が買われるのか

お久しぶりです

 

サボり癖があるので記事を更新しない時期が続いてしまいましたが、書きたくなったので書こうと思います。

サボってる事については一切反省してません。そういう性格なのでご容赦下さい。

 

最近はビットコインの高騰のおかげで資産もとりあえずの目標を達成することができまして、仕事も辞めてしまいました。

 

仕事を辞めたのには他にも色々理由はあるのですが、今回はその理由には触れません。

 

今は有休消化中で暇になりまして、今まで浅い理解しか無かった投資の知識について、個人のブログを読み漁ってみたり、気になった事があれば深く知らべてみたりと、そんな有意義な生活をしています。

 

調べたことをアウトプットして整理するために、文章を書こうと、ブログを書こうと、久々にブログを書く気になったのはそんな経緯です。

 

 

 

今回は金の価格について

 

物の価格は需要と供給で決まり、需要が増えれば価格は上がり、供給が増えれば価格は落ちる

「神の見えざる手」なんて言葉も高校の授業で聞いたことはあるかと思います

 

不景気では金が買われるとはよく言われていますが、金は工業利用よりも装飾品としての需要が多く、不景気ではむしろ需要が減って価格は落ちる方が自然なんではないのか?ってずっと疑問に思っていました。

 

 

こんな問も理解を深めるのに参考になると思うので、まず挙げておこうと思います。

"海底に大量の金が見つかり、人類がその採掘のスキルを獲得した場合、金の価格はどういう変動をするか?"

 

 

単純に供給が増えるから価格も落ちると考える方もいるかと思いますが、

需要と供給以外の価格決定に影響するもう一つの視点が抜けています

 

それは、採掘にかかるコストです

 

金の採掘コストは年々増加しており、金の価格とも相関しています。

グラフ等もネットにありしたが、コピペして良いものかよく分からないのでここでは貼りません。

びっくりするくらい金の価格と連動してるので興味のある方は調べてみてください。

 

 

地上の浅い部分から取れる取りやすい金が無くなり、地下深くの金を掘らなければならなくなった事により、必要な重機などのコストが増えることや、インフレによる人件費の増加などが採掘コストの上昇に影響しています。

 

仮に金の価格が落ちて採掘コストを下回ってしまえば、誰も金を掘ろうなんてしません。

装飾品だけの需要であり、かつ不景気であれば、「金掘るのやーめた」って事にもなり得ますが、実際は工業での需要があるので、需要は0にはなりません。

 

わずかな需要でもあれば、採掘コスト以上の価格で売買されるので、採掘コストがある限りは金の価格は担保されていることになります

 

 

金の供給は採掘だけではなくて、中古の金製品の再利用からの供給もあります

 

中古スクラップからの供給量は工業用の需要は満たしており、今後中古スクラップの供給が増え、装飾品の需要も満たすようになることがあれば、採掘コストよりも金の再利用にかかるコストの方が価格に影響してくるのではないかと考えられます。

 

ここで、最初の疑問に戻します 

 

不景気では需要が減って価格は落ちるのではないのか?

→金の価格は採掘コストを下回る事は考えにくく、それは金の価格の裏付けになっている。インフレにより採掘コストが上がるため、インフレのヘッジにもなり、その他の価格の裏付けの無い金融商品よりもむしろ買われやすくなる。

 

"海底に大量の金が見つかり、人類がその採掘のスキルを獲得した場合、金の価格はどういう変動をするか?"

→採掘コストが高ければ掘られない。安く掘れる技術があれば、その採掘コストを反映した価格になる

 

こんな感じで理解出来るかと思います

 

 

金の価格の裏付けの部分が理解出来ると、新しい疑問も出てきました。

 

ビットコインの場合はマイニングにかかる電気代が価格の裏付けになるのか?

なるとしたら、powでなくてposの通貨の価格を裏付けるものって何になるのか?

 

次はこれについて調べてみます